関電の研修施設を使い実戦的な研修
今回の業務提携は、電力に関連する事業だけでなく、社会におけるドローンの活用を促進する取組みとして、ドローン操縦者の育成やドローンを活用したサービスの開発等を目的にしている。
具体的には、DPCAの行っているDRONEフライトオペレーター講習を関西電力の研修施設である「関西電力能力開発センター」(大阪府茨木市、約12万平方メートル)において実施。この取組みは、関西電力の業務の高度化、事業開発をリードできるドローン操縦者の育成を図る。
なお、鉄塔や電柱などの電力設備を併設した場所でのドローン操縦講習会の実施は全国初の取組みで、実環境に近い環境での講習を実現するもの。
同施設には鉄塔や電柱などがあり、こうした電力設備を併設した場所での講習は全国初という。関電は昨年以降、各発電所の設備点検や送電線の保守点検などでドローンの試験導入を進めており、社内でドローン操縦者の育成を図る中で提携が実現した。
ドローンは社会インフラの点検、整備に重要なデバイスと考えられており、今後は関西電力のイノベーションの取組みとして、ドローン自律飛行の検証や充電インフラの検証など、ドローンの社会インフラ化に向けた様々な課題解決にDPCAも協力していくとしている。