児童ら球根植え 開花心待ち 平塚

 相模川河川敷に広がる「イシックス馬入のお花畑」(神奈川県平塚市馬入)で20日、地元の小学生と市内の事業者や市民団体が手を合わせ、チューリップの球根の植栽や清掃活動に取り組んだ。

 市内54事業所がつくる平塚地区環境対策協議会が主催し、ことしで14回目。近くの市立八幡小学校3年生の55人も加えた173人が参加した。午前9時の気温が5・9度(市消防本部調べ)となる寒さにも負けず、子どもたちはスコップを片手に球根4千個に次々と土をかぶせていった=写真。

 初めて球根を植えたという女子児童(9)は「河原は寒かったけれど、みんなで植えたのが楽しかった。ピンクや白の花を春になったら見にきたい」と心待ちにしていた。

 同協議会の中澤和也会長(横浜ゴム平塚製造所長)は「自然の大切さや環境問題に興味を持ってもらえたら」と話していた。

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