川崎市副市長2人体制 3カ月間「厳しい」

 12月31日に任期満了を迎える菊地義雄副市長(66)の後任を充てず、当面は副市長2人体制とすることについて、川崎市の福田紀彦市長は20日の定例会見で、「3カ月間は厳しいが、何とか2人体制で分担してもらう」と述べた。

 福田氏は後任を充てない理由について、任期の区切りが悪い点と総合計画の第2期実施計画の策定作業を挙げた。その上で「年度当初に3人体制に戻したい」と話した。

 菊地氏については「私の(1期目)4年間の任期で小児医療費助成の拡充など重要な公約実現に最大の力を貸してくれた功労者」と評価。「引き続きお願いしたかったが、本人が今期限りで退きたいとの意向だった」と話した。

 来年1月以降、副市長は三浦淳氏(65)、伊藤弘氏(60)の2人になる。

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