農家と飲食店らが交流会 横須賀

 生産農家と商工業者の連携を深めてもらおうと「食のマッチング交流会」が20日、横須賀市大滝町の「横須賀ビールレストラン」で開かれた。飲食店関係者や食の新商品開発などに携わる約20人が参加し、三浦半島の生産者と顔の見える関係を築いた。横須賀商工会議所の主催。

 交流会には生産者側からは「鈴也(すずなり)ファーム」(同市林)の鈴木優也さんや「長島農園」(同市長沢)の長島勝美さんらが参加した。

 三浦半島産の野菜の天ぷらを提供している手打ちそば店「櫻庵」(横浜市神奈川区)の長島央樹さんは「メニューを多くしたいと思って参加した。じかに取引したい」とあいさつ。ゴルフ場「葉山国際カンツリー倶楽部」(葉山町木古庭)の上山吉秀支配人も「レストランでは地産地消を目指しており、生産者とのパイプができれば」と期待を込めた。

 これに対し、生産者の鈴木さんは「飲食店やお客さんと密に仕事をすることはすごく楽しい。一人でも多くの人と出会えるのはうれしい」と話した。

 交流会に先立ち、参加者らは「三浦半島生産地めぐり」と題し、葉山牛を育てている牧場や農場などを見学した。

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