佐世保けんこうウィーク

 佐世保市民の健康づくりの機運を高めるため、食、運動、測定の視点から市内各店が合同で市民をサポートするキャンペーン「第1回佐世保けんこうウィーク」が26日まで開かれている。

 高齢社会の進行を背景に市が今年立ち上げた官民組織「市健康寿命延伸推進協議会」が企画した。市民に介護や通院がいらない健康な期間を延ばしてもらい、医療費抑制につなげる狙い。43の企業・団体が協力している(10月26日現在)。

 市内の飲食6店とスーパー14店で健康に配慮したメニューを販売。スポーツジムや温水プールでは特別割引や体験教室、薬局は血圧や体組成データの測定などのサービスを用意している。

 スーパーエレナは500キロカロリー以下、塩分3グラム以下の「花咲ヘルシー弁当」3種類を展開。ひじきや雑穀をまぜたごはん、豆腐ハンバーグなどが入っている。開発した東洋食品(北九州市)は「照り焼きやあんかけなど味付けを工夫し、少ない塩分でもおいしさを追求している」としている。

 ビートスイミングクラブの市内3施設ではスイミング、水中ウオーク、水中エアロビクスなどで10人分の無料体験枠を用意。担当者は「水中は足腰に負担が少なく、お年寄りの運動に適している」と話す。

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