日鉄住金ドラム、圧延設備のロール交換時間短縮 新たな改造手法を考案

 日鉄住金ドラムはドラム缶の製造時に溶接部分の段差を小さくする圧延装置に対し、ロール交換に必要な時間を大幅に短縮できる「クイックチェンジ」の実現に向けた新たな改造手法を考案した。装置を構成する部品の位置や形状を見直すなどし、交換にかかる時間が従来の10分の1程度にとどまるほか、溶接部の板厚差が従来より小さくなり、品質が一段と高まるといった利点を備える。一連の手法はすでに実用新案を出願し、相模原工場(相模原市緑区)に導入している。

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