「結婚するなら大谷」爆笑一問一答、ハム矢野&井口が中学生司会の質問に…

北海道安平町で中学生と交流会を行った日本ハム・矢野謙次と井口和朋【写真:石川加奈子】

応援大使を務める北海道安平町を訪問、剛柔織り交ぜた手強い質問に軽快な応え

 日本ハムの矢野謙次外野手と井口和朋投手が21日、応援大使を務める北海道安平町を訪問した。早来中学校で行われた交流会では、中学生司会者たちの剛柔織り交ぜた手強い質問にも軽快に答えて会場を笑いの渦に巻き込んだ。

――いきなり野球の以外のことを聞きたいんですけど、お二人の野球以外の特技は何ですか?

矢野「僕はカラオケが好きで特技です。井口選手も好きです」

――お二人は例えば、何を歌うんですか?

矢野「なんかすごい! アナウンサーの方みたいですね。すごいね。(アナウンサーに)なりたい?」

――そうですね。で、どんな歌を歌いますか?

矢野「みんな知ってるかな? ブルーハーツ」

――知ってます。

矢野「(井口に向かって)知ってる?」

井口「知らないっす」

矢野「(井口に)何で知らないんだよ! 歌うのはノリのいい歌を歌いますね」

――ノリのいい曲がパフォーマンスにも出ていますね。

矢野「それは申し訳ない、関係ない(笑い)。で、井口選手は?」

井口「今、どんなのが流行っているんですか?」

――そうですね、今で言うとやっぱりブルーハーツが流行っていると思います。

井口「ブルーハーツが勝ってますね(笑い)。EXILEとか歌います」

矢野「井口選手は結構バラードが得意です」

――妹さんを大事にしてるって聞いたんですけど、やっぱりバラード系が好きなんですね。

井口「妹とバラードの関係性がちょっとわからなかったんですけど、妹もバラードも大切にしています」

――ありがとうございます。次の質問です。先程、レストランみやもとで何を食べたんですか?

矢野「僕はチーズの乗ったハンバーグと食後にチーズのソフトクリームをいただきました。とっても美味しかったです」

井口「僕はチーズが中に入ったカツと普通のアイスです」

剛柔織り交ぜた手強い質問にも軽快に答えた矢野謙次【写真:石川加奈子】

中田翔は「メチャメチャ優しいですよ」

――次に野球部からの質問です。背が低い選手は不利でしょうか?

矢野「いや、そんなことないです。背が低かろうが、低い人にしかできないことがあるし、それぞれの特徴を最大限に生かせば、不利とかそういうことは全くないと思います」

井口「僕も全く同じ考えで、小さい人には小さい人のできることがあると思うし、自分のできること、得意なことを生かしていけば、できると思います」

――では、真面目な話になりますが、座右の銘は何ですか?

矢野「大学の時の監督によく言われていた言葉があるんです。野球のプレーも大事なんだけど『野球が本物になるためには、人間が本物にならないとダメだ』というのをよく言われていて。それはいつも心にも頭にもあります」

井口「高校の監督にずっと言われていた『1への執着心』という言葉です。1つのことをずっと大切にしていった結果が大きいことにつながるので、とにかく1を大切に、一つ一つやっていくということを自分の中で大切にしています」

――次はまた不真面目な質問なんですけど、自分では気にならないけど、人に注意されたことのある癖があったら教えてほしいです。

矢野「僕はすぐ寝ちゃうんですけど、寝た時に白目になっちゃうとよく注意されることがあります」

――直そうとは思わないんですか?

矢野「いやいや直しようがないですね。寝ちゃっているので(笑い)」

井口「僕は笑い声が大きいことですかね。自分ではそんなに大きな声で笑っているつもりないんですけど、部屋中響き渡るような大きい声で笑っちゃって、先輩にうるさいって言われます」

――先輩とは誰ですか?

井口「中田さんとか」

――厳しそうですね。

井口「いや、メチャメチャ優しいですよ」

――次は真面目な質問です。毎日お二人はどれくらいの距離を走っていますか?

矢野「僕は長距離走全然やっていなくて。苦手だし、嫌いだし。走るといっても、ライトとレフトのポールを6本くらい。おじちゃんなんで、あんまり頑張って走ると怪我しちゃうので。きつ過ぎず、楽過ぎずとやっています」

井口「僕は若いので走らなきゃいけないんですけど、あんまり走るのが得意じゃなくて、ポール間7本くらい。1本プラスで」

「結婚するなら矢野さん」と答えた井口和朋【写真:石川加奈子】

結婚するなら「大谷選手」、「僕が女だったら矢野さん」

――座っての話が続いたので、ここで立って話をします。腕相撲はどちらが強いんでしょうか?

矢野「腕相撲!?」

――ということで、実際にどっちが強いかやってもらいたいと思います。

矢野「すごい強引なんですけど、大丈夫ですか(笑い)。井口選手はピッチャーで右手大事なので、左腕で勝負したいと思います」

――意気込みを。

井口「若いので勝ちます」

矢野「絶対勝つ!」

――矢野選手が勝ちました。

矢野「(感想を聞かれず)あれっ? 感想は? やらせっぱなし? ぶん投げ?」

――やっぱり絶対勝つと言ってましたしね。

矢野「意気込みが大事だってことだよね。ありがとうございます」

――イケメンが多いファイターズですが、もしも自分が女性だったら誰と結婚しますか?

矢野「僕は大谷選手ですかね」

――どういうところが?

矢野「真面目だし、野球大好きで、野球のことしか考えてないし、カッコイイし、背高いし、言うことないですね。すごい選手だし」

――メジャーリーグに行っちゃうんですよ。遠距離恋愛になっちゃいますよ。

矢野「僕が女だったら追いますね」

――井口選手は?

井口「ここで言うのも恥ずかしいんですけど、僕が女だったら矢野さん」

矢野「なんで、なんで?」

井口「僕、結構わがままな部分が多くて。矢野さんは本当包んでくれるような優しさっていうか。年上の人好きなので、包んでもらって、かつ僕全然ダメなので全て支えてもらおうかなと」

――包容力があるということですね。最後の質問です。お二人が野球を始めたきっかけは何ですか?

矢野「小学校2年生の時に、母親に少年野球チームのテストみたいのに無理矢理連れていかれて、無理矢理入れさせられました。本当は僕サッカーやりたかったんですけど、無理矢理小学校2年生から野球をやらされました」

――始めたころはどのような気持ちでしたか?

矢野「毎日行きたくなかったし、嫌でした。行くまで泣いてよく駄々こねたりしていました」

井口「僕はお母さんがソフトボールをやっていたので、その影響もあってお兄ちゃんと一緒に小学校1年生から野球をやりました。自分の意志よりもお母さんが野球をやらせたかったという感じで。お兄ちゃんが一緒で、僕は楽しくできました」

――ありがとうございました。

 中学生との爆笑交流会を終えた二人は「元気をもらった」と声をそろえた。矢野は「中学生の積極的な質問やこれまでの準備、話を聞く姿勢が素晴らしかった。元気が出て、明日からすぐに練習したいという気持ち。感謝している」と清々しい表情だった。

(Full-Count編集部)

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