香川真司を見出したドルトムントの名スカウト アーセナル行きが秒読みに

ドルトムントで辣腕を振るうミスリンタト氏(写真奥) photo/Getty Images

2010年に当時セレッソ大阪に在籍していた香川真司を引き抜いたことで知られるスヴェン・ミスリンタト氏(現ドルトムント・チーフスカウト)。その後もイルカイ・ギュンドアン(現マンチェスター・シティ)やロベルト・レヴァンドフスキ(現バイエルン・ミュンヘン)、及びピエール・エメリク・オバメヤンなど当時若手のホープと目されていた選手たちの獲得に尽力したことから、各方面よりその功績を称えられている。

かねてより同クラブ退団の噂が複数のメディアで報じられている同氏だが、アーセナルへの転勤が秒読み段階に突入したことが19日づけの伊『calciomercato』で話題に。同じく同氏の引き抜きを画策していたバイエルン・ミュンヘンとの争奪戦を制し、アーセナルが100万ユーロ(約1億3000万円)の違約金を先方に支払う見込みであることが併せて報じられた。

ドルトムントと同じく、かねてより若手の有望株の引き抜きや登用に定評があるアーセナル。UEFAチャンピオンズリーグ(本選)への連続出場が19シーズンで途切れるなど苦難の時を迎えている同クラブだが、前述の人事を実現させ、名門復活への足掛かりを築くことができるだろうか。

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