札幌チャナティプに英レスター移籍の噂、真相はいかに?

 11月20日、タイだけでなく東南アジア各国の多くのメディアが一斉に、タイ代表MFチャナティプ・ソングラシンが英レスター・シティに移籍間近と報じた。同選手は今季途中からJ1北海道コンサドーレ札幌に期限付き移籍して、レギュラーとして活躍中だ。はたしてプレミア行きの噂は本当なのだろうか?

 報道によると、チャナティプは近く札幌を退団して、今冬の移籍市場でレスターに加入する可能性が高いとのこと。因みに、レスターは、タイの実業家ヴィチャイ・スリヴァッダナプラバ氏が会長を務めており、同会長がチャナティプの獲得に興味を示しているとされている。

 但し、プレミアリーグでプレーするためには、イギリスの労働許可証が必要で、取得条件として、FIFAランキング70位以上(※タイは138位)の国の選手と規定されているため、この条件を満たすことができず、労働許可証取得は困難とみられている。

 大きく報じられたチャナティプのプレミア移籍話だが、噂の発信源はタイのスポーツチャンネルのTwitterとされており、信憑性に欠けるという見方も。なお、保有権を持つムアントン・ユナイテッドとレンタル先のコンサドーレ札幌はいずれも、レスターからチャナティプ獲得に関するいかなる打診も受けていないとしており、逆に、両クラブ間でチャナティプのレンタル延長について話を進めている段階とのこと。

 チャナティプは、レンタル先の札幌で、既に出場時間が1000分を超えており、自慢の高い技術と判断の速さをJ1の舞台でもいかんなく発揮している。同選手の活躍もあり、札幌は目標としていたJ1残留を決めた。

札幌チャナティプに英レスター移籍の噂、真相はいかに?

© 株式会社愛幸