ビートルズの魅力語り合う 田家秀樹さんと藤本国彦さん 神田で27日

 ノンフィクションライターの田家秀樹さんとビートルズ評論家の藤本国彦さんがともにビートルズに関連する書籍を発売したことを記念したトークショーとサイン会が27日、東京・神田の東京堂書店内にある東京堂ホールで行われる。

 田家さんは、ザ・ビートルズに影響を受けたアーティストらに取材し西日本新聞で連載した企画「ビートルズが教えてくれた」(アルファベータブックス)を同名書籍として出版した。「ビートルズ好き」を公言する表現者は多いが、CHAGE&ASKA、井上陽水など同紙発行エリアの九州地方で生まれ育ったアーティストが登場するのが特徴だ。

 音楽評論家・ラジオDJとしても活躍し、中島みゆき、浜田省吾、いきものがかりなど幅広い層のアーティストから信頼されており、書籍ではこれまで口外してこなかったビートルズとのエピソードが記されている。

 藤本さんは、ビートルズが現役時代に発表した「ラヴ・ミー・ドゥ」(1962年)から「ジ・エンド」(69年)までの213曲のデータを完全収録したムック「増補改訂新版 ビートルズ213曲全ガイド」(音楽出版社)を刊行した。各曲の聴きどころを時代背景とともに解説。288ページに及ぶ本の中にはコラムやインタビューもあり、初心者もマニアも楽しめる1冊になっている。

 「永遠のビートルズ−ビートルズの普遍的な魅力とはいったいなんなのか?」がテーマのトークショーでは、ビートルズが何世代にも渡って聴き続けられ歌い継がれている魅力について語り合う。

 午後7時から、入場料500円。入場希望者は、店頭または電話で申し込みが必要。問い合わせは同書店、電話番号03(3291)5181。

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