県議会、議事録速記に幕 録音発達、担い手も不足

宮崎速記事務所の代表を務める原田さん。自宅で、速記したメモや音声データを基に県議会本会議の原稿作りを長年手掛けてきた=22日午前、宮崎市平和が丘北町

 県議会議場で会議録作成に長年携わってきた速記者が、本年度いっぱいで役割を終える。人によっては、半世紀以上にわたり「縁の下の力持ち」として議会運営を支えてきたが、録音機器の発達など時代の変化もあって担い手が減り、業務を続けるのが難しくなったという。残る仕事は11月、来年2月定例会のみで、速記者らは「感無量。長年活動の場を与えてもらい感謝しかない」と振り返っている。

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