川崎駅の「北口」、2018年2月供用 市とJR東日本が発表

 川崎市とJR東日本は22日、整備を進めている川崎駅の「北口通路」と「北改札」が来年2月17日に供用開始すると発表した。駅ビル「アトレ川崎」の改札内店舗も含めた増床部分も同時開業する。

 両者は従来の中央通路の混雑緩和と利便性の向上のため、東京寄りで駅東西を結ぶ北口自由通路整備事業を進めてきた。北口通路は商業ビル「タワーリバーク」や地下街アゼリアと商業施設「ラゾーナ川崎」を結ぶ延長約230メートル。幅員10メートルの通路に面して北改札(改札機10機)が新設される。

 アトレ3、4階の増床分(店舗面積約3400平方メートル)に46店が新規出店する。このうち改札内の駅ナカに総菜や和菓子、ベーカリー、飲食など26店が出店する。

 アトレには駅に直結する「アトレ改札」も新設される。施設内には観光案内も兼ねた行政サービス施設や認可保育所(定員60人)、ケーブルテレビのサテライトスタジオも入る。

 市とJRは、東西自由通路を「中央通路」、北口自由通路を「北口通路」、従来の改札は「中央南改札」と名称を変更している。

© 株式会社神奈川新聞社