バルセロナといえばリオネル・メッシを中心に超攻撃的なチームとのイメージがあるが、今のチームは少し違う。リーグ戦ではここまでわずか4失点、チャンピオンズリーグではグループステージ5試合を戦って1失点と、堅守が目立つチームになっているのだ。
22日にはユヴェントスと対戦し、相手の攻撃を上手く抑えてスコアレスドローで終えている。ユヴェントスは前回対戦で0-3と敗れているため、バルセロナには180分間無得点に抑えられたことになる。エルネスト・バルベルデ率いる今のバルセロナの堅守は驚くべきものだ。
ユヴェントスのFWパウロ・ディバラもバルセロナの守備が良かったと脱帽している。クラブ公式サイトによると、ディバラは試合後に「僕たちは非常に良い相手と対戦したし、勝つのは簡単じゃなかった。彼らは昨年よりも守備が良くなっている。ボックスに入るのに苦労させられたね」と振り返っており、バルセロナ守備陣を攻略できなかったと嘆いている。
今のバルセロナには守備的に戦うという別のオプションもあり、これは決勝トーナメントを戦っていくうえでも重要な武器となるだろう。メッシ、ルイス・スアレスを軸とした攻撃はもちろん、ユヴェントスをも180分間抑え込む守備が今のチームのカギとなっている。