太平洋側は冬茜

きのう、「冬茜(ふゆあかね)」という言葉を知りました。冬の夕焼けを表す冬の季語だそうですが、なんとも雰囲気のある言葉です。
冬型の気圧配置の時は太平洋側ではよく晴れるので、きれいな夕日を眺めることができます。季節的に日が暮れるのが早く、夕焼けタイムも長くはありませんが、燃えるような鮮やかさはこの時季ならでは。強い冷え込みや木枯らしに吹かれてでも、眺めたくなる美しさがあります。きょうも空気が乾燥しているので、東日本や西日本の太平洋側では茜色を楽しむことができるでしょう。
一方で、日本海側の景色は白色です。きょうは北陸や北日本だけでなく、西日本でも雪が降り、午前11時現在、鳥取県大山の積雪は14センチ。このあとあすにかけても、北日本や北陸、西日本の山沿いを中心に大雪になるおそれがありますので、注意が必要です。

気象予報士・多胡 安那

画像について:24日の天気予報。

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