レクサスは、LSをフルモデルチェンジし、10月19日より発売した。
新型LSは同ブランド初のV型6気筒3.5リッターターボエンジンを搭載するとともに、先進の予防安全パッケージ「Lexus Safety System+A」を採用している。
価格(消費税込)は、LS500(ガソリン車)が980万円~1540万円、LS500h(ハイブリッド車)が1120万円~1680万円となる。
新開発のV型6気筒3.5Lターボエンジンでエモーショナルな走り
LS500(ガソリン車)に、最高出力422馬力を発生するレクサス初のV型6気筒3.5リッターツインターボエンジンを採用した。
圧倒的な静粛性とフラットなトルク特性を活かした爽快な加速フィーリングを両立した。また、ストローク/ボア比を理想的な比率としたほか、吸気効率の向上と燃焼室内の気流強化を両立し、世界トップレベルの熱効率による高い出力と燃費性能を実現した。
Direct-Shift 10ATは、世界トップレベルの変速スピードによるリズミカルな変速やドライバーの操作から意図を読み取って最適なギヤを選択する制御により、アクセル操作に即応するダイレクトで気持ちの良い走りを楽しめる。
LS500h(ハイブリッド車)に搭載したマルチステージハイブリッドシステムは、レクサスのハイブリッドシステムに有段ギヤを組み合わせた独自の機構として新開発された。
高回転化したV型6気筒3.5リッターエンジンと走行用モーター両方の出力を制御することで、低速から力強い駆動力を生み出し、パワフルな走りを実現。エンジンとモーターの駆動力を合計したシステム最高出力は359馬力となる。
加えて、低速域から高速域まで、システム効率の高い動作点を選択し、EV走行領域も拡大することで、エモーショナルな走りと燃費性能に優れた快適なクルージング走行を両立した。
10段変速制御により、あらゆる走行シーンでドライバーの意図に忠実なエンジン回転数の変化や応答性の良いモーターアシストを可能とし、アクセル操作に連動したダイレクトな加速フィーリングを実現。エンジン回転と加速感がマッチした、ダイナミックな走りを生み出す新しいハイブリッドシステムとした
また、ドライバーの運転意図を読み取り、最適なギヤを選択する先進のDMI制御を採用し、ドライブモードセレクトによる運転特性の切り替えと合わせ、ドライビングの愉しさを実現する。
GA-Lプラットフォームを基に、慣性諸元を追求。アルミ部材を積極的に採用しながら、エンジンなどの重量物を車両中心近くに配置し、軽量化やセダンとして理想的な重心高、前後重量配分とした。また、ボディはねじり剛性向上などの高剛性化により、優れた操舵応答性、操縦安定性を実現している。
ラグジュアリークーペのLCで新開発したサスペンションを基に、一部ブッシュ特性に改良を加えるとともに、エアサスペンションを採用することで、優れた操縦安定性と乗り心地を実現した。
新ウレタン素材のフードサイレンサー、3層構造のダッシュサイレンサーを採用したほか、吸音材・遮音材の最適配置やドアフレームとガラスの段差を少なくした面一のフラッシュサーフェスウインドウの採用などにより、LSの静粛性がさらに進化した。
スポーティモデルのF SPORTならではの走行性能を実現するため、VDIMは、VGRS・EPS・DRSを統合制御するレクサスダイナミックハンドリングシステム(LDH)に、アクティブスタビライザーを協調制御させることで、新たに車両のロールや上下運動も含めた統合制御を可能とした。
これにより、フラットな車両姿勢と質感の高い乗り心地を実現し、あらゆるシーンで優れたステアリングレスポンスと安心感を提供する。
また、F SPORT専用の20インチベンチレーテッドディスクブレーキや20インチランフラットタイヤ&ホイール(前後異サイズ)を採用し、優れた操縦安定性を実現した。
予防安全パッケージ「Lexus Safety System +A」をはじめとする先進の安全技術
新時代を切り拓くフラッグシップとして、世界トップの安全性を目指して、新型LSには先進の予防安全技術を惜しみなく投入している。
「統合安全コンセプト」に基づいた予防安全パッケージとして実績のあるLexus Safety System+でパッケージ化されたプリクラッシュセーフティ(PCS)やレーンディパーチャーアラート(LDA)、レーダークルーズコントロールといった各種機能の性能を向上させるとともに、先進の予防安全技術や高度運転支援技術のLexus CoDriveをパッケージ化している。
また、大型ヘッドアップディスプレイやマルチインフォメーションディスプレイによる支援状況の通知で、直感的にわかりやすい支援を実現した。