BMW、新型6シリーズのラインアップに上質なスポーツモデル“ グランツーリスモ”を追加!

BMW 新型6シリーズ グランツーリスモ

ビー・エム・ダブリューは、新型6シリーズグランツーリスモを新たにモデルラインアップに追加し、10月24日より販売を開始した。価格は1081万円(消費税込)。

新型6シリーズ グランツーリスモは、全長5105mm、全幅1900mm、全高1540mmというラグジュアリーセダンのボディサイズに、クーペスタイルの流れるような美しいデザインを採用した印象的なモデルである。

フロントには、大型のキドニーグリルと、ワイドに伸びたLEDヘッドライトのカバーが採用され、迫力ある表情を演出している。さらに、フラットなルーフデザインに加え、フレームレスドアウィンドウ、エアブリーザー、可動式リアスポイラーなどが採用され、洗練されたスポーティさを主張している。

BMW 新型6シリーズ グランツーリスモ

内装にはダコタレザーシートを採用し、上質でラグジュアリーな雰囲気を演出しつつ、ロングドライブでも快適かつ実用的な乗り心地を実現している。

まず、ホイールベースを長く取ることで実現した広い室内空間に加え、6気筒BMWツインパワーターボエンジン及びBMWのモデルとしてセグメントで初めて採用された4輪アダプティブエアサスペンションを装備することで、様々な路面において安定した乗り心地を維持することが可能になっている。

さらにコックピットは、高いシートポジションで広い視覚を確保し、人間工学に基づいた操作スイッチの配置により、ドライバーオリエンテッドな設計となっている。後席には、1リットルのペットボトルにも対応したドアポケットなど実用性の高い装備に加え、足元のスペースも大きく取るなど快適な空間を実現している。

3リッター直列6気筒ガソリンエンジンは、効果的にアルミニウムを使用し、熱力学的特性に基づいてデザインされた最新のBMWツインパワーターボテクノロジーを採用した。これには、高精度ダイレクトインジェクションシステム、無段階可変バルブ制御システムのバルブトロニック、可変カムシャフト制御システムのダブルVANOSが搭載されている。さらに、新たにエンジンをカプセル化することで音響特性を改善し、暖機時間を短縮している。

最高出力は250kW(340ps)、最大トルクは450Nm/1380~5200rpmで、これを搭載した新型640i グランツーリスモの0-100km/h加速性能は5.3秒(ヨーロッパ計測値)で、燃料消費率はJC08モードで10.9km/Lとなっている。

4輪アダプティブエアサスペンションは、積載量や速度により、車高を-10mmから+20mmの範囲で自動的に調整し、安定した走りを実現するサスペンションシステムである。

時速120km以上では車高を10mm下げることで空気抵抗を低減させ、35km以下の低速で悪路を走行する場合などは、必要に応じて車高を20mm上げることで、安定した走りと快適な乗り心地を実現する。エアスプリングへの空気の供給は、アキュムレーター付き電動コンプレッサーを使用している。空気の供給量の制御はホイールごとに行われるため、積み荷によるアンバランスを補正する効果も備えている。

また、ドライブパフォーマンスコントロールを使用し、コンフォートモードやスポーツモードを選択することで、好みに合わせ乗り心地を設定することも可能となっている。

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