「gifted/ギフテッド」 真正面から問う子供の幸せ

実の娘同然に育てた姪(マッケナ・グレイス、左)との愛情物語に挑戦したクリス・エバンス

 「アメイジング・スパイダーマン」シリーズのマーク・ウェブ監督(43)が手がけた「gifted/ギフテッド」が全国公開中だ。アメコミのヒーローを描いた超大作から一転、ごく普通の独身中年男と、実の娘同然に育てた7歳の姪(めい)との愛情物語。ウェブ監督は「子供の幸せとは何かを真正面から描いた作品です」と訴える。(高橋天地)

 ウェブ監督はトム・フリンの脚本に飛びついた。

 「シンプルな状況と物語。4年余り、スパイダーマンの撮影に明け暮れたので、特撮などを使わない映画作りの基本に戻りたかったんです」と心境を語る。

 子役の演技が成否を大きく左右する内容。「過去の経験で、子供に複雑な演技をさせることの困難はよく知っています。不安は大きかった」と打ち明ける。「しかし、子役を使った名作も多いわけです。だから挑戦したかった」と笑う。

 「子供の幸せとは何かを考えてほしい」と語るマーク・ウェブ監督(高橋天地撮影)

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