施設の子、花やしきに招待

 全日本アミューズメント施設営業者協会連合会(東京都千代田区)などが23日、東京と埼玉の児童福祉施設の子どもら約250人を東京・浅草にある遊園地「花やしき」に招待した。午前中はあいにくの雨だったが、天候は徐々に回復。子どもたちは、同園名物のローラーコースターなどを満喫していた。

 子どもたちに遊園地で思う存分楽しんでもらおうと、同連合会などが毎年企画している。

 初めての射的に夢中の男児(9)は、「難しかったけど、まぐれで弾が当たった」と笑顔に。施設の職員らとメリーゴーラウンドを楽しんだ女の子(11)は、「無料なので、何度も乗ることができてうれしかった。もらったお買い物券で、ポテトやチュロスを食べた。もっと遊びたい」と声を弾ませた。

 イベントの最後には、寄付で集められた景品用のぬいぐるみなどが、お土産としてプレゼントされた。

 連合会事務局長の河野敬一さんは、「子どもたちは毎年楽しみに待っていてくれて、帰宅後に『ありがとう』とお礼の手紙を送ってくれたりします。そのかわいらしい文字を見ると、とてもうれしくなる。これからも続けていきたい」と話していた。

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