エジプトのモスクで襲撃事件 死傷者400人超(11/26) 過激派組織「イスラム国」によるテロの可能性

複数の報道によると、現地時間24日午後(日本時間24日夜)、エジプト北東部シナイ半島で、武装集団が爆弾や銃でイスラム教の礼拝所モスクを襲撃し、これまでに305人が死亡、120人以上が負傷した模様です。エジプト政府はテロ事件と断定し、捜査活動を続けています。なお、現時点で犯行声明は確認されていませんが、シナイ半島では、過激派組織「イスラム国」(IS)によるテロが相次いでいることから、イスラム国による犯行の可能性が高いとのことです。【26日06:30現在、各種報道からレスキューナウまとめ】

■事件概要
・武装集団が複数の四輪駆動車でモスクに乗り付け、爆弾をさく裂させ、銃撃〔時事〕
・現場はシナイ半島北部アリーシュから西方に40km離れた地区にあるモスク〔共同〕

【人的被害】〔NHK〕
死者 :305人
負傷者:120人以上

・エジプト政府は25日、テロによる死者は305人、負傷者120人以上になったと発表。

■その他
・シナイ半島北部でテロや襲撃が深刻化。半島から離れた首都カイロなどでもテロが相次いでいる〔時事〕
・エジプトでのイスラム武装勢力による襲撃としては過去最悪規模の被害〔共同〕

■シナイ半島で発生した主な事件
・2015年10月 エジプト東部でロシア旅客機が離陸直後、シナイ半島に墜落し乗客乗員全224人が死亡。イスラム国系武装組織による犯行。
・2017年 7月 シナイ半島北部の軍検問所で自爆テロが発生し、軍兵士ら26人が死傷。

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