広がれ、ママの可能性 趣味や経験生かす催し 26日に高津で

 地域のママたちによるワークショップや小物販売、地場野菜の料理などが楽しめるイベント「ベジ&アートフェス」が26日、川崎市高津区溝口の住宅展示場「玉川・溝口ハウジングステージ」で開かれる。市内全7区の“ママ団体”がそろって出店する予定で、主催の実行委員会は「川崎全体で交流しながら、ママとしての新しいライフスタイルを提案、実践していきたい」と意気込んでいる。

  イベントは、育児や仕事に追われる女性が、趣味や経験を生かしながら地域とつながる場にしようと2年前からスタート。実行委のメンバーは市内で起業している母親が中心で、年2回ほど開催している。

 これまでは市北部、中部のママ団体が中心だったが、7回目の今回は南部からも参加。親子イベントや農家と連携したワークショップの企画、手作り小物の販売や地場野菜のレシピ紹介などを行っている、計12団体がブースを出す。

 中村ふみよ実行委員長は「地域とつながることでママたちの可能性が広がる。川崎は南北に細長く交流しづらい難点があるが、今回は全7区の団体が出店するので、川崎の面白さを発信していきたい」と話している。

 当日は、アクセサリーやクリスマス飾りなどをつくるコーナーや、アロマセラピー、地場野菜の販売、「おひるねアート」撮影体験など、23のブースが並ぶ。川崎産野菜を使ったカレーがテーマの料理販売や、ダンスなどのステージ発表、フリーマーケットもある。

 入場無料。午前10時半から午後3時まで。問い合わせは、中村実行委員長電話044(281)6517。

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