近年のドルトムントは優秀なタレントを多く輩出しており、そのたびにビッグクラブから目をつけられて引き抜かれてきた。しかし、そこで活躍できなかった選手をもう1度呼び戻すというパターンも多いのだ。
例えば2012年には香川真司がマンチェスター・ユナイテッドに移籍したが、チームのスタイルに合わなかったこともあって2年後にドルトムントへ復帰。その他にもバイエルンに引き抜かれたマリオ・ゲッツェ、レアル・マドリードに移籍したヌリ・シャヒンも今はドルトムントに戻ってきている。
これと同じシナリオになる可能性があるのが、マンUのヘンリク・ムヒタリアンだ。昨夏にマンUへ移籍したムヒタリアンは、今季開幕直後こそハイレベルなパフォーマンスを披露していた。ところが徐々に存在感が薄くなり、スタメンから外されるケースも増えている。英『BBC』によると指揮官ジョゼ・モウリーニョも満足していないようで、先日のニューカッスル戦、バーゼル戦でメンバー外となったのも仕方がないと批判している。
「ここ最近の彼のパフォーマンスには満足していない。彼は序盤こそ良いスタートを切ったが、パフォーマンスレベル、得点、アシスト、ハイプレス、10番としてチームを引っ張る面において徐々にパフォーマンスが落ちてきている。ベンチから外れるには十分な理由であり、他の選手がチャンスを得ようと努力しているからね。シンプルなことだよ」
このままムヒタリアンがモウリーニョの信頼を取り戻すことができなければ、構想外になってしまうかもしれない。同メディアはそのムヒタリアンにドルトムントが興味を示していると報じており、香川やゲッツェと同じルートを辿る可能性も出てきている。