マテリアライズ、金属3Dプリント用「自動生成ソフト」開発

 3Dプリント用ソフトウェアなどを手掛けるマテリアライズ(本社・ベルギー)はこのほど、世界初の3Dプリント用サポート自動生成ソフトウェア「Materialise e-Stage for Metal」を発表した。既存ソフトウェアの「Materialise e-Stage」のサポート生成技術を金属3Dプリントへ応用したものでチタン、アルミ、ステンレススチールに対応。金属3Dプリントのコスト削減に貢献すると期待されている。

 新たなソフトウェアでは、手動でのサポート生成と比較してサポート設計時間が最大90%、サポート除去時間が最大50%、仕上げ時間が最大20%短縮するという実績を上げている。

 また、サポート構造に詰まった高価な金属粉をほぼ100%回収できるほか、自動化によって人為ミスや造形失敗のリスクも抑えることが可能。マテリアライズは「金属3Dプリントの規模拡大を検討されている方などは、自動化ソフトウェアから大きなメリットを得ることができる。我々はその実現を特許取得済みの自動化ソフトウェアでサポートしていく」としている。

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