ペンギンなどをデザイン 川崎、夢見ケ崎動物公園の魅力向上に向けラッピングバス

 夢見ケ崎動物公園(川崎市幸区)の魅力向上に向け、川崎鶴見臨港バス(本社・同市川崎区)は「乗って楽しいバス」などをコンセプトにしたラッピングバスの運行を始めた。28日には地元の白山幼稚園の園児18人らを招待し、市役所までを往復する試乗会を行った。

 同社創立80周年記念事業の一環で、「夢見ケ崎動物公園応援バス」と名付けたバスは黄緑色の外装に同社の新キャラクター「りんたん」のイラストや、シマウマ、ペンギン、キツネザルなどのシルエットをデザイン。車内には動物の写真やぬいぐるみ50体以上が飾られ、普段は同公園前バス停を通る路線を運行する。

 社長は同日、市役所を訪れ、同公園の運営支援のため80万円を寄付。「良い施設なので、少しでも役に立ててほしい。また、応援バスで子どもたちに関心を持ってもらい、地域活性化につなげたい」。福田紀彦市長も「長年にわたり、川崎の発展を支えてくれた大切なパートナー。子どもたちに楽しみを与えてくれるバスを運行してもらい、感謝している」と話していた。

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