人口150万人祝って議場コンサート 川崎

 川崎市の人口が今春150万人を突破したことを記念して同市議会は28日、市民文化大使でバイオリニストの大谷康子さんの議場コンサートを開いた。傍聴席は満席となり、市民や議員らは、「歌うバイオリン」とも評される音色に包まれながら昼休みのひとときを楽しんでいた。

 大谷さんは、名器ガルネリでサラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」やエルガーの「愛の挨拶(あいさつ)」など4曲を演奏。「少しでも音楽を身近なものに感じてほしい」と話した。

 議場コンサートは市制80周年記念での開催以来13年ぶり。松原成文議長は「12月定例会は12月20日まで開催している。これをきっかけにぜひ傍聴に来ていただきたい」と市民に呼び掛けていた。

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