多発傾向止まらず 愛媛県で今年初の「交通死亡事故多発緊急事態宣言」発令中(11/29~12/8)

愛媛県内で11月21日から29日までの9日間に5件5人の交通死亡事故が発生したことを受け、交通安全県民総ぐるみ運動愛媛県本部は29日、今年初となる「交通死亡事故多発緊急事態宣言」を発令し、12月8日まで街頭活動や広報活動等の緊急対策を推進しています。
29日現在、愛媛県内での2017年交通事故死者は73人(前年同期比3人増)、人口10万人比で都道府県別ワースト1位、うち65歳以上の高齢者が44人と6割を占めています。県内では23~27日に、今年3回目となる交通死亡事故多発警報が発令されていたものの、その期間中にも3人が亡くなった上、29日も四国中央市で新たに1人が亡くなるなど多発傾向に歯止めがかかっていません。

【愛媛県内での2017年交通事故死者数】(11月29日現在:速報値)
・ 1月:5人(-2) うち高齢者5人
・ 2月:8人(±0)      4人
・ 3月:5人(+1)      2人
・ 4月:4人(-4)      3人
・ 5月:7人(+3)      5人
・ 6月:8人(+6)      3人 06/03~/07 多発警報
・ 7月:9人(±0)      6人
・ 8月:7人(+1)      4人
・ 9月:4人(-2)      3人
・10月:8人(+4)      4人 10/17~/21 多発警報
・11月:8人(-4)      5人 11/23~/27 多発警報

・4.56日に1人の割合(上半期4.89日/下半期4.22日)
・都道府県別:総数17位 増減数16位 増減率18位 人口10万人比1位
・年間死者数:2016年77人 15年78人 14年75人 13年70人 12年56人 11年91人

※愛媛県における「交通死亡事故多発緊急事態宣言」発令基準
・10日以内に5件以上の交通死亡事故が発生したとき

© 株式会社レスキューナウ