FIA F2:2018年、プレマ・セオドールにマクラーレン育成のニック・デ・ブリースが加入

 FIA F2(旧GP2)に参戦するプレマ・セオドールレーシングは11月29日、2018年に向けてマクラーレンのヤング・ドライバー・プログラムに所属するニック・デ・ブリースと契約したと発表。2018年のドライバーラインアップを確定させた。

 デ・ブリースはカートで名を馳せた後、2012年にシングルシーターデビュー。フォーミュラ・ルノー2.0やフォーミュラ・ルノー3.5、GP3を戦うと、2017年にF2へ昇格を果たした。

 参戦初年度のF2ではラパックスから参戦して第3戦モナコのレース2で優勝。ランキング7位につけている。

 そんなデ・ブリースが2017年にシャルル・ルクレールをチャンピオンへ押し上げたセオドール・プレマに移籍。ショーン・ゲラエルとともにターボエンジン採用で生まれ変わる2018年のF2に挑む。

「2018年のF2シーズンにこの契約をまとめられたことをうれしく思う」と語るのはチームプリンシパルのレネ・ロシン。

「デ・ブリースは素晴らしいスキルを持っており、チームとともにタイトル獲得に向けてさらに大きく飛躍することを確信している」

「ニックとショーンの組み合わせでいいスタートを切れることに期待するよ」

 デ・ブリースは「2018年のF2は新しい規定の車両になるので、すべてが新しい取り組みとなり、またレースもコンペティティブなので、このなかで勝ち上がりたいと思っている」と意気込んでいる。

デ・ブリースはアブダビで行われたFIA F2テストにもプレマ・セオドールから参加した

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