新日鉄住金エンジ、タイで熱電供給設備竣工

 新日鉄住金エンジニアリング(社長・藤原真一氏)は30日、タイでコージェネレーションシステム(熱電供給設備)が竣工したと発表した。

 ホンダ・オートモービル(タイランド)プラチンブリ工場向けの2期工事で、大阪ガスと共同出資する現地法人、NS―OGエナジーソリューションズ(NSET)が受注していた。

 本プロジェクトではガスエンジンによる発電後の排熱から蒸気・温水の双方を回収。冷温水として供給する高効率コージェネレーションシステムを導入することで15年間にわたり電気と熱を供給し、工場内の省エネ化を図る。設備は発電出力7800キロワット、温水供給能力2300キロワット、冷水供給能力2700キロワット。

 NSETが設備建設からオペレーション、ガス調達までを行うエネルギー・ワンストップサービスを提供するビジネスモデルとなっている。同社がタイでオンサイトエネルギー供給プロジェクトを竣工するのは3件目となる。

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