諫早市の宮本明雄市長は１１月３０日、市のふるさと納税の寄付金使途に「サッカーＶ・ファーレン長崎応援」の項目を追加したことを明らかにした。Ｖ長崎を支援する施策や事業に活用し、Ｖ長崎関連のグッズを返礼品に加える方針。同市によると、プロサッカーチーム支援を目的にしたふるさと納税は全国でも珍しい。定例市議会一般質問で津田清議員（公明）に答えた。
同市のふるさと納税は２００８年度から始まり、申込者が教育・文化など９項目の中から使途を選ぶ仕組み。Ｊ１昇格決定後の２４日から「Ｖ長崎応援」を加え、１０項目にした。既に９件、約１１万円の申し込みがあった。
同市はＶ長崎が優先的に使用できる市サッカー場（多良見町）の整備やホームタウン事業を実施。宮本市長は「今後、サッカーコートやクラブハウスの増設などの要望が出てくるだろう。（Ｖ長崎側は）選手育成や強化に向け、市サッカー場周辺をＶ・ファーレンタウンにしたいという構想があり、市も協力したい」と答えた。
