日本一ホークスやっぱり“暖冬”更改? 主力選手の初日は5選手全員アップ

契約更改に臨んだソフトバンク・五十嵐亮太【写真:藤浦一都】

日本一ホークス主力の契約更改開始、初日更改の5選手は全員アップ

 2年ぶり8度目の日本一に輝いたソフトバンクは1日、ヤフオクドーム内の球団事務所で5選手と来季の契約を更改した。ファーム組の選手たちの契約更改は既に終えており、この日からは主力選手との契約更改交渉がスタート。日本一に輝いただけあって、5選手全員がアップとなる“暖冬”スタートとなった。年俸、今季成績などは次の通り(金額は推定)。

○五十嵐亮太投手(3億5000万円→3億6000万円)
46試合6勝0敗11ホールド0セーブ 防御率1.73

「試合数にはこだわり続けたいし、ストレートのスピード、質は追い求めたい。ベテランっぽくはなりたくないけど、その辺も意識しないといけない年齢に差し掛かっている。競争はするつもりだけど、柔軟に対応できるように」

○岡本健投手(1300万円→1400万円)
14試合1勝0敗1ホールド0セーブ 防御率5.06

「今年は初勝利、初ホールドを挙げられたのは良かったけど、中盤から終盤に1軍で投げられなかった。来年は1年間上で投げられるようにしたい。悔しさのほうが大きい」

飛躍の上林は年俸4倍強も「上げてもらって申し訳ない気持ち」

○上林誠知外野手(800万円→3500万円)
134試合415打数108安打13本塁打51打点12盗塁 打率.260

「全く満足出来る数字じゃないけど、少しは結果が出たのは自信にしてもいかなと。あまり結果を残していないのに、上げてもらって申し訳ない気持ちがあります。体をもう一回り大きくして、技術的にも上げていきたい。全体的に物足りなさを感じている。ハッキリとしたとした数字を挙げるなら、3割、15本から20本」

○福田秀平外野手(2300万円→2800万円)
104試合104打数19安打3本塁打16打点4盗塁 打率.183

「1年控えで過ごしてきて、代走だったり、守備固め、代打が多く、104試合はキャリアハイでそれは良かったですけど、嬉しさは半分ですね。頭から出て、最後まで守るというプロ野球選手とある以上、それを来年の目標にしていく」

○塚田正義外野手(1100万円→1150万円)
14試合26打数4安打2本塁打2打点0盗塁 打率.154

「去年は上でほとんど打席に立てず、今年は試合に使ってもらって本塁打も打てた。それでも悔しい1年であることは間違いないですね。オフでもう1度体を作って、1年を戦える体と、もっとバッティングがよくなるようにやっていきたい」

(高橋昌江 / Masae Takahashi)

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