差別根絶訴え神奈川県庁舎に光

 多様な個性に光を−。県は1日夜、性的少数者(LGBT)のシンボル・6色のレインボーカラーで県庁をライトアップし、性の多様性を尊重する社会の実現を呼び掛けた。人権週間(4〜10日)に合わせた初の試みで、パネル展示とともに性を巡る差別や偏見の根絶をPRした。

 LGBTは同性愛者のレズビアン、ゲイ、両性愛者のバイセクシュアル、心と体の性が不一致のトランスジェンダーの頭文字。13人に1人が該当するとされ、県は「さまざまな性を『個性』と考えて互いに認め合うことで、誰もが安心して暮らせる社会になる」と啓発を進めている。

 人権週間の期間中は、2〜3日にプロ野球選手やタレントらによる「人権メッセージ展」をクイーンズスクエア横浜(横浜市西区)で開くなど、さまざまな関連企画を予定している。

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