2017年最新!ボーナス使い道ランキング

2017年の最新ボーナス使い道ランキングを紹介します。日本経済団体連合会の調査によると、平均ボーナス金額は91万6396円でしたが、賞与の使い道は、男女や年齢、20代、30代、40代、50代でも変わってきますよ。預貯金、生活費の補てん、ローン返済、旅行の費用、家電購入などが上位にきているようです。

2017年ボーナスの使い道は?

ボーナスの時期になると、その使い道が気になるところ。もう使い道が決まっている人もいれば、何に使おうかとワクワクしながら想像している人もいることでしょう。では、みんなはどのようなことに使っているのでしょうか? アイ・ティ・リアライズ株式会社が2017年7月に実施した『ボーナス(賞与)支給についての実態調査』のデータを元に、ボーナスの使い道をみてみましょう。

預貯金、生活費の補てん、ローン返済

調査対象全体のボーナスの使い道を割合の多い順でみてみましょう。

■ボーナスで使う予定のもの(使ったもの)(複数回答)

【1位】預貯金59.8%

【2位】生活費の補てん36.5%

【3位】ローン・借金の返済22.3%

【4位】国内旅行の費用21.3%

【5位】家電、電気製品の購入12.3%

【6位】金融商品の購入(投資)11.1%

【7位】外食10.4%

【8位】子どもの教育費9.1%

【9位】洋服・ファッション用品の購入8.7%

【10位】海外旅行の費用6.9%

【11位】親・配偶者・子ども等のプレゼントの購入5.2%

【12位】バイク・自動車5.2%

【13位】PC・タブレット・スマートフォンの購入4.7%

【14位】家具の購入3.1%

【15位】美容関連への費用2.4%

【16位】住宅の購入0.9%

なんと、トップ3は、預貯金、生活費の補てん、ローン返済と使い道が決まっている、いわば自由がきかないお金。ボーナスが支給されても、多くの人は右から左へといったお金の流れが大半のようです。

4位以降は自分や家族と楽しむためのお金の使いかたにシフトしています。4位の国内旅行、9位の洋服・ファッション用品、10位の海外旅行あたりは、ボーナスで楽しんでいる様子ですが、5位の家電、電気製品、8位の子どもの教育費は生活費の延長といえますし、6位の投資は預貯金と同じといえます。

ボーナスといっても、自由に好きな事にお金が使えるということではなさそうです。とはいっても、年齢や性別などで事情は変わることでしょう。どのようにボーナスの使いかたが違うのか、4位以下の自由に使えるお金についてみてみましょう。

20~30代男性:「投資」が多く17.3%

20~30代男性のボーナスの自由な使い道は、国内旅行(18.2%)、投資(17.3%)、家電・電化製品(14.5%)という結果に。金融商品の購入(投資)の割合が全体平均より6.2%も上回っています。ちなみに、預貯金も65.5%と全体平均より5.7%上回っています。20~30代男性はしっかり貯めており、特に積極的な投資をする人も多いようです。

40~50代男性:「子どもの教育費」負担高く15%

40~50代男性のボーナスの使い道をみると、国内旅行(25.1%)、子どもの教育費(15.0%)、家電・電化製品(11.5%)という結果に。国内旅行に行く割合も増え、子どもの教育費が重くのしかかっている様子がわかります。

預貯金も53.3%と全体平均より6.5%も低く、生活費の補てんが42.5%と全体平均より6%高い結果に。かなり家計のやりくりにボーナスの比重が多くなっている様子がわかります。

20~30代女性:ファッション、外食、美容が多い

20~30代女性のボーナスの自由な使い道は、国内旅行(17.7%)、洋服・ファッション(13.6%)、外食(12.2%)、美容関連(10.2%)。生活というより楽しみに使っている様子がわかります。とはいっても、しっかりお金は貯めており預貯金は68%。しっかり貯めて遊んでいる様子がわかります。

40~50代女性:国内、海外ともに旅行は最多

40~50代女性のボーナスの自由な使い道は、国内旅行(25.7%)、洋服・ファッション(14.3%)、家電・電化製品(12.9%)、外食(10%)、子どもの教育費(10%)、海外旅行(10%)。国内、海外とも旅行割合は一番多く、自由にお金を使えている様子がわかります。

年齢、性別によっても違うボーナスの使い道、自分自身へのご褒美として、少しでも楽しいことに使えるように支給額が増えて欲しいものです。

(文:福一 由紀)

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