師走の夜、きらめく幻想

 中井町井ノ口の厳島湿生公園で2日、「あかりの祭典」が始まった。初日は3千個以上の手作りランタンがともされ、イルミネーションとともに冬の夜を幻想的に彩った。

 地元の子どもたちなどがペットボトルとろうそくで手作りしたランタン3千個以上を自ら点灯。高さ14メートルのツリーを中心としたイルミネーションとの“競演”に、多くの来場者が見入っていた。

 6回目の開催で、石井和昭実行委員長(69)は「住民の協力による手作り感を大切しながら、地域に根ざしたものとなるよう広めていきたい」と話している。イルミネーションは9日まで。

© 株式会社神奈川新聞社