30歳過ぎたら要注意!オバ顔ゆがみチェック

脚を組む、猫背、頬づえなど、日常生活の悪いクセが、30歳を過ぎると、ほうれい線やたるんだ口元など、オバ顔ゆがみの原因に。

30歳を過ぎたら要注意! オバ顔ゆがみって?

オバ顔ゆがみとは、シワやたるみなどの「肌の老化」に加えて、長年の表情やしぐさの癖によって生じる「顔のゆがみ」のこと。

特に30歳前後から、肌のハリを保つ皮膚の組織が老化しはじめ、皮膚弾力でゆがみや重力に逆らって、キレイな顔の輪郭を保つことがむずかしくなり、下へ下へとたるんで、いわゆる「ブルドック顔」になることをさします。

オバ顔ゆがみ自己チェック

私たちはふだんの生活の中で気がつかないうちにいろいろな癖がついています。例えばこんなことはありませんか?

【オバ顔ゆがみチェック】

□片方の肩でショルダーバッグを抱える。

□よく頬づえをつく。

□座ると左右どちらかの脚を組む。

□じっと見るときに左右どちらかの目を近づけたり、細めたりする。

□食べ物を噛むとき左右どちらかの歯ばかりを使っている。

□長時間パソコンに向かっていると首が前傾している。

□後ろを振り向くとき左右どちらかばかりに回転する。

□立っているときに左右どちらかの足にばかり重心がかかっている。

□立っているときに足の裏の外側に重心がかかっている。

□仰向けでなく、左右どちらか同じ向きで寝ている。

上記のうち、ひとつでも気になることがあれば、顔のゆがみに注意しましょう。

鏡やPCで顔のゆがみを発見しよう

顔全体が映る鏡でゆがみを定期的にチェックしましょう。

鏡を使ってオバ顔ゆがみをチェックしましょう。用意するのは、顔全体が写る鏡と油性のマジック。

・鏡のタテ半分のところに油性マジックでタテ線を描く。

・鏡の上3分の1のところに横線を描く。

・顔を鏡に映して、縦線に鼻の中心を合わせる。

・下まぶたを横線に合わせる。

デジカメや写メで自分の顔を撮影してもOKです。

鏡が面倒だったら、デジカメで自分の顔を撮影して、線をPCで描画してもいいですよ。その場合は、2枚目の写真のように唇と眉毛にも線を書くとゆがみを発見しやすいです。

オバ顔ゆがみチェックポイント

【ゆがみ系】

□左右の眉山の高さが違う。

□鼻の中心が縦線からズレている。

□下まぶたの位置が左右で異なる。

□口角の高さが左右で異なる。

□あごが左右対称でない。

□左右の頬の大きさ、ふくらみがアンバランス。

□左右の耳の高さが違う。

□左右の顔の輪郭が違う。

□首がまっすぐでない。

□目尻の高さが左右で異なる。

【オバ顔系】

□頬のふくらみの下にシワや影ができる。

□口角が垂れ気味。

□目頭と目尻にシワがある。

□まぶたが重たい感じ。

□小鼻と頬の間のくぼみ、凹みが深くなった。

ひとつでも該当するものがあれば、すぐにケアを開始しましょう。

次にオバ顔ゆがみを改善する5つのポイントをご紹介します。ゆがみにチェックが多い人は、次の1~3を、オバ顔にチェックが多い人は4と5を実践してください。

オバ顔ゆがみを改善する5つのポイント

オバ顔ゆがみを解消するにはまず、24時間生活している間に、ついてしまった姿勢の癖を治すことが大事です。

効果はゆるやかかもしれませんが、立つ姿勢、寝る姿勢、座る姿勢をキレイにして、さらにスキンケアを行っていれば、きっと1ヵ月後にはグンと変化を感じるはずです。

【1.朝晩の「壁立ち体操」で姿勢をキレイに】

お出かけ前と寝る前に、かかと、ふくらはぎ、ヒップ、背中、肩、後頭部を壁に沿わせて立ちます。このとき、しっかりとあごを引いて、背骨が反り過ぎないように、骨盤を立てる。この体勢を1分間キープ。呼吸が止まったり、肩に力が入らないようにしましょう。

【2.枕は美肌を育てるパートナー】

頭が高くなりすぎる枕は、首のシワを作る原因になりますし、背筋や顔の輪郭がゆがむ原因にもなります。高すぎず、首のすき間を埋めて、体にフィットする枕に変えましょう。

【3.座る姿勢も美しく】

まず座っているときは両足を床に着けましょう。あごを引いて背筋を伸ばします。これだけでも立派に腹筋を鍛えています。背もたれに体重をかけるのは、お腹ポッコリの原因になります。

【4.保湿スキンケアを怠りなく】

洗顔後の保湿パックは、保湿力の高い化粧水で顔全体に水分を補給してあげましょう。特に、髪をドライヤーで乾かすときなどはドライヤーの風で肌の水分が蒸発するので、私はパックで肌を保護しながらドライヤーを使っています。

【5.若ジワはていねいに伸ばす】

目元や口元など、できはじめの細かいシワは、人差し指と中指でやさしく丁寧に伸ばしながら、化粧水や美容液をつけましょう。

ほうれい線は口を大きく膨らますとしわの部分が広がり、美容液が浸透しやすくなります。大雑把にパシャパシャ、ポンポンとスキンケアができるのは、10代まで。大人の女性になったら、気になる部分をやさしくいたわるように丁寧にスキンケアしましょう。

(文:宇山 恵子)

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