アーセン・ヴェンゲル監督の続投が決まった一方で、アレクシス・サンチェスとメスト・エジルの去就が不透明になっているアーセナル。
クラブの継続性は保たれているが、今季終了時にはもしかしたら中心選手二人を同時に失ってしまうかもしれない。
彼らを引き止めるためにも今季の成績は重要になると考えられ、後半戦に向けての補強が期待されている。
メディアで報じられている補強候補とは誰か?この数日のレポートをまとめてみた。
アルダ・トゥラン(バルセロナ)
現在バルセロナで出場機会を失っており、退団の噂が継続的に流れているトルコ代表MFアルダ・トゥラン。
代理人のアフメト・ブルトはすでに「1月に退団する」と認めており、スペイン、イタリア、イングランドの3~4チームと話しているそうだ。
バルセロナは、メスト・エジルの取引の一環としてアーセナルに放出することを望んでいるとも…。
なお、以前アンドレ・ゴメスが譲渡されるという話もあったが、それについてはもうバルセロナ側が考えていないという。
レオン・ゴレツカ(シャルケ04)
今季限りでシャルケとの契約が満了になる状況のゴレツカ。トッテナムやマンチェスター・ユナイテッド、アーセナルが関心を寄せる。
半年後にフリーになるということで、シャルケは今冬売れるなら売りたいと思っているようだが、取引は夏になりそうだ。
1月1日からゴレツカは他のクラブとの交渉が可能になる。今夏フリーで加入したセアド・コラシナツの再来は期待できるか?
ジョニー・エヴァンズ(WBA)
かつてマンチェスター・ユナイテッドでプレーしていたセンターバックは、退団してからのプレーでかなり評価を高めている。
マンチェスター・シティとアーセナルが彼を1月のマーケットで獲得しようとしているという噂があり、夏にも両者がオファーを送っていたようだ。
ただし、WBAのパーデュー新監督は彼について「放出しない」と明言しており、取引は難しいと考えられている。
アンドレ・シウヴァ(ミラン)
今夏のマーケットでFCポルトから3800万ユーロ(およそ50億円)でミランへとやってきたポルトガル代表FWアンドレ・シウヴァ。
ニコラ・カリニッチとともに最前線の重要なピースと期待されたものの、まだセリエAではノーゴールに終わっている。
『Le 10 Sport』は、アーセナルはミランの状況が不透明であることを見越して、アンドレ・シウヴァにアプローチしたいと考えているとのことだが…。
ユスフ・ヤジュジュ(トラブゾンスポル)
トラブゾンスポルの下部組織で育成された20歳のトルコ代表MFは、非常に高い評価を受けている左利きの選手だ。
鋭いドリブルとシュート、トリッキーなスキルで知られており、代理人は「アーセナルのスカウトが来ている」と明かしている。
移籍金は1750万ポンド(およそ24.14億円)に設定されているとのことで、代理人いわく1月のマーケットで動く可能性も排除はできないという。
ヤクブ・ヤンコ(ウディネーゼ)
チェコ代表選手として今年台頭した21歳のヤクブ・ヤンコは、セリエAで大きな注目を集めるMFだ。
アーセナルは1年以上前から彼の動向に目を光らせており、今夏もアプローチを行っていたという。
契約解除条項は600万ポンド(およそ8.28億円)に設定されていると言われ、今ならば「お買い得」でもある様子。
彼にはスペインのレアル・ベティスが熱心に誘いを入れているとのことだが、『Daily Mail』によれば、アーセナルは説得が可能だと考えているとも。
ナビル・フェキル(リヨン)
かつて「リヨンのメッシ」と呼ばれた左利きのアタッカーは、一時期怪我で長期離脱をしたことから注目度が下がっていた。
しかし今季はトップ下として再び鮮烈な活躍を見せており、11試合で11ゴール3アシストと大爆発している。
『Tuttomercatoweb』によれば、彼は1月のマーケットでアーセナルに移籍することに前向きであるという。特に、アレクシス・サンチェスとメスト・エジルが抜ける可能性が高くなった場合はだ。