4日（月）は全国的に天気が下り坂で、北日本の日本海側を中心に夜から広い範囲で雨や雪が降る予想。大雪による交通機関の乱れに注意が必要となる。また、寒気は長く居座る見込みで、今週は冬将軍到来、真冬の寒さとなりそうだ。

　大陸上空の5400メートル付近には、－36℃以下の寒気を伴った気圧の谷があって南東に進んでいる。4日夜には日本海西部へ達し、5日午前に日本付近を通過する見込みだ。

　気圧の谷の通過に伴い5日午後には、北海道と東北北部で－39℃以下、北陸地方で－33℃以下の強い寒気が流れ込む。

強い寒気　5日は西日本でも雪に注意

　気圧の谷の接近に伴い、4日朝には日本海には低気圧が発生する。
　低気圧は、4日夜には秋田沖、5日朝には北海道の南海上で発達しながら北東へ進み、5日夜には千島近海に進む予想。低気圧の接近する北海道地方では、降り始めから広い範囲で雪となりそうだ。
　低気圧通過後の5日は、日本海からの筋状の雲により北日本日本海側と北陸地方を中心に降雪量が多くなり、西日本でも降雪量が多くなる所がある見込み。

　5日は上空1500メートル付近に、地上で雪の降る目安となる－6℃のラインが西日本太平洋側まで南下し、西日本の日本海側では雪が降りやすくなる。大気の状態も不安定となるため、落雷や突風にも注意が必要だ。