岡野電線、新「可動用光ケーブル」開発 外径を従来の半分以下に

 古河電工グループの電線メーカーである岡野電線(本社・神奈川県大和市、社長・瀬戸勝氏)は可動用光ファイバケーブルの細径品を開発し12月から販売を始める。構造を工夫し外径を従来品の半分以下となる2・8ミリメートルに抑えた製品。カメラやモーター関連の分野での採用を期待している。

 同社の可動用光ケーブル「ロボ・バウワー」は繰り返しの曲げに強いことが特長。細径化によりユーザーの配線の自由度が高まる。従来製品は光ファイバに被覆したコードの形状でケーブル化していたが、細径品は光ファイバの心線をケーブル化した構造となっている。

 カメラ関連では大容量伝送特性を生かした採用に期待。モーター回りでは電磁波ノイズが出ない特長を生かせるとみている。

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