F1史上初の3週連続開催は「緊急措置」とロス・ブラウンが説明。2018年のみと明言

 F1のモータースポーツ担当マネジングディレクター、ロス・ブラウンが、2018年カレンダーにおいて史上初の3週連続開催が組み込まれたのには、致し方ない事情があったとして、二度とこのようなスケジュールを組むつもりはないと語った。

 6月に発表された暫定カレンダーは史上最多21戦から成り、6月24日フランスGP、7月1日オーストリアGP、7月8日イギリスGPと、3週連続開催のスケジュールが含まれていた。

 ただでさえ過密スケジュールのなか、F1関係者の負担は非常に大きくなるが、ブラウンは、F1以外のイベント開催日との兼ね合いで、3週連続開催を取り入れざるを得なかったと説明した。

「ワールドカップによって、極めてまれな問題に直面することになった」とブラウンはSky Germanyに対して語った。

「ファイナルは午後に開催される。その週末にレースを開催するというのはフェアではない」

「これに対処するには、3戦連続で開催するしかなかった。だが今後はこういうことはしたくない。今回は緊急措置だったのだ」
 
 2018年F1カレンダーは6月に暫定版が発表された後、正式バージョンはまだ発表されていないが、第2戦中国GPと第3戦バーレーンGPの日程が入れ替わることは暫定的に決まっている。開幕戦は3月25日にオーストラリア、最終戦は11月25日にアブダビで行われる予定だ。 

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