ユヴェントスのジャンルイジ・ブッフォン、現在はポルトに所属するイケル・カシージャス、バイエルンのマヌエル・ノイアーは長きにわたって世界最高のGKに挙げられてきた名手たちだ。しかしブッフォンも引退が近づき、カシージャスはすでに欧州五大リーグを離れた。ノイアーも怪我で離脱が続いており、今季は目立った成績を残せていない。ノイアーはまだまだトップレベルの働きができるGKだが、徐々にGKの世界でも世代交代が始まっていると考えていいだろう。
では、現在世界最高のGKは誰なのか。伊『Calciomercato』が絶賛したのはマンチェスター・ユナイテッドのダビド・デ・ヘアだ。デ・ヘアは先日のアーセナル戦で14本ものセーブを記録し、プレミアリーグの1試合最多セーブ記録に並んだ。指揮官のジョゼ・モウリーニョも「今夜我々は世界最高のGKを見た」と称賛していたが、27歳のデ・ヘアはGK界の新たなキングになれる選手だ。
同メディアは「デ・ヘアには自信、リーダーシップ、反応速度など全てが揃っている」と称賛しており、デ・ヘアを現世界最高のGKに認定している。他にもデ・ヘアには正確なフィードも備わっており、繋ぎの部分でもチームに貢献することが可能な選手だ。これも現代のGKに求められる重要な能力だ。
今季はバルセロナGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンも評価を飛躍的に高めているが、今後は彼らがGK界をリードしていく存在となるのか。同メディアは現時点ではデ・ヘアが世界最高と主張しており、アーセナル戦のパフォーマンスを考えればこの評価は決して間違いではないはずだ。