川崎の中学生らに柔道指導 神奈川県警

 川崎市立中学校12校の柔道部による合同練習会が2日、川崎区の市立富士見中学校武道場で開かれ、神奈川県警の柔道特別訓練員による指導が行われた。約70人の生徒らは、県警の中でもレベルの高い柔道選手の技などを真剣に学んでいた。

 同訓練員の三輪智久師範と庄司武男コーチが、立ち技や寝技の基本を指導。三輪師範は立ち技の前に「まずは(相手を不安定な形にする)崩しなどを覚えること。楽して投げることはできない」と指導した。

 庄司コーチと寝技の乱取りをした西中原中2年の永塚誠也さん(14)は「完璧と思った押さえ込みもパワーとテクニックで外された。丁寧に教えてもらい良かった」と話していた。

 指導は、礼を重んじ非行を生まない社会づくりの一環として、川崎署と川崎少年補導員連絡会の要請で行われた。

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