負傷したサンダーランドの選手に、レアル・マドリードが手紙を送る

先日、膝の負傷から復帰したばかりのサンダーランドのフォワード、ダンカン・ワトモアがまたしても同じような負傷をしてしまい長期離脱することに。それに対して、スペインのレアル・マドリードが励ましの手紙を送ったそうだ。

9月に膝の大怪我から復帰したばかりだったサンダーランドのフォワード、ダンカン・ワトモアが、11月18日に行われたミルウォールとの試合で、再び膝の靱帯を負傷し長期離脱することになった。それに対して、思わぬところから励ましの手紙が届いたそうだ。

レアル・マドリードが励ましの手紙を送る

6日にリハビリテーションに入ったワトモアを待っていたのは、なんとレアル・マドリードからの手紙だったそうだ。

現在「白い巨人」の役員を務め、元同クラブの名ストライカーであった、エミリオ・ブトラゲーニョ氏の署名が入った手紙には

「親愛なるダンカンへ。

会長のフロレンティーノ・ペレスとレアル・マドリードにかかわる人々に代わって、君が膝の怪我から順調にそして迅速に回復することを祈っているよ。」

と書かれていたと彼の父親のイアン・ワトモア氏がTwitterに投稿してる。

イアン・ワトモア氏は

「彼が世界的に有名な選手であれば、これは期待できることです。全くもって突然のことだったんです。」「信じられないようなジェスチャーです。」

と話したそうだ。

ファン・マタのチャリティーに参加している同選手

U-21イングランド代表で、ルベン・ロフタス=チークやウィル・ヒューズ、ジョーダン・ピックフォードとプレーした経験を持つ同選手は、チャンピオンシップでプレーする選手としては、ファン・マタが参加を呼び掛ける「Common Goal」チャリティーに初めて参加した選手だ。(写真中央でカメラの方を向いている選手がダンカン・ワトモア)

「マタのチャリティーはスペインメディアととても距離が近い。だからレアル・マドリードはその筋から、彼に何が起こったのかを知ったんじゃないかと思います。」

と父親のイアン氏は話す。

この怪我により、約10か月の離脱予定となった同選手は、サンダーランドとの契約を2年半残す。監督のクリス・コールマンは、ブラック・キャッツ(サンダーランドの愛称)は、

「復帰までにどれだけ時間がかかろうとも、彼をケアする」と誓った。

この手紙を送ったレアル・マドリードは称賛に値する。大きな影響力のあるクラブであることをきちんと理解した、模範的な行為だと言えよう。

そして何よりも、ダンカン・ワトモアの出来るだけ早い完全復活を期待したい。

ペペ土屋のTwitter

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