Jリーグでの「トライアル詐欺」が発生?…マラウィで謎の事件か

『Nyasa Times』は6日、「ビー・フォワード・ワンダラーズの2選手は、ザスパクサツ群馬でのトライアルを受けられなかった」と報じた。

ビー・フォワード・ワンダラーズはマラウィ1部リーグに所属しているクラブ。昨年には中村元樹選手が加入したことでも話題になった。

メインスポンサーのビー・フォワード・リミテッドは日本から中古車を輸入している企業である。その関係もあって、スポンサーシップには日本へ選手の派遣をし、トライアルを受けるという協定も含まれているという。

そして今年は、マラウィ代表FWジャブラニ・リンジェとFWプレシャス・ムソサが3週間の予定で日本を訪問しているとのこと。

ところが、このトライアルがどうやらうまく行っていないようだ。

彼らはザスパクサツ群馬を訪れたとのことであるが、Jリーグチームの多くが既にシーズンオフ。群馬も同様で、当然二人は練習に参加することはできず、とりあえずはマラウィに戻るよう勧められているとのこと。

なお、ザスパクサツ群馬側は「来年のプレシーズンにトライアルできるよう、ビー・フォワード・ワンダラーズと交渉する」と二人には伝えたようだ。

この派遣は昨年も行われており、マラウィ代表FWジョセフ・カムウェンドと同代表DFピーター・ワダブワが日本へと3週間渡っている。

しかしこれも時期が1月であり、「3つのトップクラブでトライアルを受けると言われたのに、契約できる見込みのないアマチュアチームで練習するだけだった」とカムウェンドが後に明かしている。

これによって、マラウィではこの派遣に対して疑問を呈する声がいくつも上がっていたとのこと。

なお、これらの手配は全てビー・フォワード・リミテッド社が行っていると伝えられており、クラブは旅の内容に関与していないという。

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