羽田と結ぶ「連節バス」を検討 川崎市が方針

 川崎市は7日、2020年度の羽田連絡道路の供用開始と合わせ、羽田空港と川崎臨海部を結ぶ新たな交通機関として車両2台をつなげた「連節バス」の運行を検討する方針を明らかにした。

 同日の市議会本会議で民進みらいの飯塚正良氏(川崎区)の代表質問に対し、鈴木毅臨海部国際戦略本部長が「新たなバス路線の新設に向けて関係者と協議している。連節バスの導入の可能性も交通事業者と協議したい」と述べた。

 羽田連絡道路は研究機関が集積する殿町地区(川崎区)と多摩川対岸の羽田空港を橋で結ぶ計画で、羽田空港からの来訪増も期待されている。連節バスは効率的に大量輸送できる輸送手段として注目され、全国の観光地などで導入する動きがある。

 川崎鶴見臨港バスの社長は取材に、「表玄関の羽田空港からの来街者が増えるよう、乗って楽しいワクワクする乗り物として導入できるよう前向きに行政当局と話し合っていきたい」と話している。

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