小児通院費助成で開成町 中学3年まで対象拡大へ

 開成町は2018年9月から、小児医療費助成(通院)の対象の上限を、現行の小学6年生から中学3年生まで引き上げる。一方で、同年4月から敬老祝い金の対象を縮小する。

 7日に閉会した町議会12月定例会の会期中、町側が提出した小児医療費助成と、敬老祝い金給付に関する条例の一部改正案をそれぞれ可決した。

 通院助成で、3歳以上から設けている所得制限は、中学3年生までにも適用する。

 祝い金はこれまで、9月15日を基準日に、77歳(5千円)、88歳(1万円)、99歳(2万円)、100歳(5万円)の町民に対して給付してきた。これを88歳と100歳に縮小。経過措置として、今年の基準日以降に対象年齢になったお年寄りには、来年9月に給付する。

 町福祉課は「町の平均寿命が男女とも80歳を超えていることが主な理由」と説明。99歳を対象から外すが、100歳には祝い金と合わせて2万円分の記念品を贈るという。

 12月定例会ではほかに、17年度一般会計補正予算案など計8議案を可決。また議員発議により、薬害肝炎救済法に基づく給付金の請求期限の延長を求める意見書を国に提出する。補正後の一般会計予算の総額は56億7482万円。

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