障害者雇用に理解を深める 佐世保で就労促進フォーラム

 障害者雇用について考える「長崎県北地区就労促進フォーラム」が1日、長崎県佐世保市竹辺町の県立佐世保特別支援学校(西岡哲男校長)であった。企業や福祉施設、行政の関係者や保護者ら約130人がグループ討議で障害者の働き方について考えた。

 障害者雇用の実態を知り、地域における就労促進への理解を深めてもらいたいと、同校と佐世保地区障がい者就労支援協議会が毎年開いている。

 進路指導担当者が在校生の現状や進路状況について説明した後、生徒が施設を案内し、授業内容を紹介した。障害者雇用に取り組む大分県の企業の代表による講演もあった。

 グループ討議では「雇用するだけでなく家庭、職場、施設が連携して生活の場を支える必要がある」「障害者のいい点をもっと多くの人が知り、企業として一歩踏み出すことが大切」などの意見が出た。

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