今週末は、土曜日は全国的に真冬並みの寒さが続き、日本海側では雪となる見込みだ。一方、日曜日は寒さは和らぐものの、日本海側だけでなく、太平洋側でも天気が崩れる見通し。
土曜日 日本海側の雪と真冬の寒さ続く
日本付近は、9日(土)にかけても冬型の気圧配置が続く。上空には真冬並みの冷たい空気が流れ込んでいるため、日本海側では北陸や北日本を中心に雪や雨となり、雷を伴う所もある見込みだ。落雷や突風、大雪、路面の凍結などに注意が必要となる。
一方、太平洋側では冬晴れとなり、空気が乾燥することが予想される。9日(土)の予想最小湿度は東京や名古屋で30%から40%、静岡で20%くらいで、東海や関東を中心に低く、火の取り扱いやインフルエンザなどに注意が必要だ。
また、気温は全国的に低く、晴れる所でも真冬並みの寒さが続く見通し。最高気温は東日本や西日本でも10℃以下の所が多く、空気が冷たく感じられそうだ。
日曜日 太平洋側でも傘の出番
10日(日)は冬型の気圧配置は緩み、日本海から前線を伴った低気圧が近づいてくる。この低気圧に向かって南よりの風が吹くため、気温は9日(土)よりも高く、寒さは和らぎそうだ。
ただ、北日本では日本海側を中心に午前中から雪となり、午後には西日本の日本海側にも雨雲がかかってくる。
さらに太平洋側の天気も下り坂に向かい、東日本や西日本では午後ほど、雨が降りやすくなる見込みだ。
(気象予報士・多胡安那)