C級グルメの味は一級品 川崎の主婦考案「南蛮漬け」

 川崎市宮前区で地元産の野菜の消費を進めようと、市民有志や同区が取り組んでいる「みやまえC級グルメコンテスト」のグランプリ受賞作が15日まで、同区役所の食堂「レストランみやまえ」で提供されている。

 料理は昨年のグランプリ作で、同区に住む主婦小倉静江さん(41)が創作した「ウブな南蛮漬け」。宮前区産のハヤトウリを柿で挟み、豚肉で巻いて揚げ、南蛮液で漬けた。管理栄養士の資格を持つ小倉さんは「ネーミングはウリと豚肉の頭文字をつなげるとウブ。新鮮な地元野菜はもちろん、初恋のような甘酸っぱさを味わってほしい」とPRしている。1食500円(1日限定20食、平日午前11時半〜)。

 コンテストは2012年から実施し、レストランのメニューに取り入れられたのは、今年6月のエビの包み揚げ「えびのかくれんぼ」に続き2回目。今年のコンテストは10日まで、宮前産の野菜・果物を使ったオリジナル料理を募集している。問い合わせは、宮前市民館電話044(888)3911。

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