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今季ヨーロッパリーグに回っているアーセナルは、リーグ戦とヨーロッパリーグで大幅にメンバーを変えて戦っている。ヨーロッパリーグは若手や出場機会のない選手たちにチャンスを与える場となっており、選手たちも指揮官アーセン・ヴェンゲルにアピールしようと燃えていることだろう。
7日のBATEボリソフ戦は6‐0の大勝を収めたが、元アーセナルDFマーティン・キーオン氏は今回のメンバーの中から"1軍"に引き上げるべき選手がいると主張する。天才MFジャック・ウィルシャーだ。
ウィルシャーは徐々にコンディションを上げており、リーグ戦でも途中出場などからチャンスを掴み始めている。英『BT Sport』によると、同氏はリーグ戦を戦う主力組をAチーム、ヨーロッパリーグに出場しているサブ組をBチームと呼んでいるようで、ウィルシャーはBチームからAチームに引き上げられるべきと考えている。
「私は彼の大ファンだよ。BATEボリソフがハイレベルな相手ではないと分かっているが、彼のビジョンを見ただろう。ウィルシャーはAチームに入れる選手の1人だよ。彼は以前よりもフィットしていると確信している」
ウィルシャーはBATEボリソフ戦でも中盤から高精度のスルーパスを通すなどチャンスメイクし、さらに自身も得点を奪っている。その得点もペナルティエリア内でボールを受け、冷静に相手DFを外して豪快に左足で蹴り込む見事なものだった。あのプレイを涼しい顔でやってのけてしまうのがウィルシャーの凄さでもある。
キーオン氏の言葉通りそろそろAチームでもプレイタイムを増やしていいように思えるが、ヴェンゲルは今後ウィルシャーをどう起用していくのか。怪我に苦しみ続けていたガラスの天才のコンディションは間違いなく上がってきている。
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