ハマ弁が340円に値下げ 中学生向け配達弁当

 横浜市の林文子市長は8日、中学生向け配達弁当「ハマ弁」の価格を来年4月から値下げすると発表した。ごはん、おかず、汁物の3点セットが現行より90円安い300円、これに牛乳を付けたフルセットは340円で130円の値下げ。

 ハマ弁の値下げは林文子市長が今夏の市長選で公約に掲げていた。他都市のデリバリー型給食と同程度の価格とし、家庭の負担軽減とハマ弁の普及拡大を図る。現行との差額分は公費で賄う。提供したハマ弁の実績に基づき市側が事業者に支払う。

 10月の喫食率1・3%で値下げした場合、市の負担額は2700万円程度となる。

 岡田優子教育長は「献立の内容や品質は今まで通り。より利用しやすくなるように事業者と協力して進める」と述べた。喫食率を上げるため、来年春の新入生向けPRも強化する。

 同日開かれた市会本会議で、自民党の長谷川(都筑区)、公明党の竹野内(金沢区)両氏の質問に答えた。

© 株式会社神奈川新聞社