もっと読書を身近に 横浜でフォーラム

 子どもたちに、もっと読書を身近に感じてもらおうというフォーラムが9日、横浜市西区の県立青少年センターで開かれた。親子連れら約300人が訪れ、講演や本の紹介などを通じて読書の楽しさに触れた。県立図書館主催、県子ども読書活動推進会議などの共催で17回目。

 絵本「さかさまライオン」「おれたち、ともだち!」シリーズなどで知られる、詩人で絵詞(えことば)作家の内田麟太郎さんが「わた詩(し)の絵本」と題して講演。

 看板職人の時、けががきっかけでデビューしたことや著作ごとのエピソードを紹介する一方、「絵本には見せ場が必要。絵を生かすために最小限の言葉を考える」など創作の“秘密”をユーモラスに語り、会場は笑い声に包まれた。

 このほか、事例発表では横浜市立西本郷中学校の生徒4人によるビブリオバトルやボランティア団体「座間おはなし会」の素話・手遊びが披露され、来場者を魅了した。

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