横浜市中区の寿地区で暮らす人たちを対象に、冬物衣類や日用雑貨などを安価で提供するバザーが9日、地区内の寿公園で行われた。
これから寒さが一段と厳しくなることから、全国から寄せられた支援物資のうち、ジャンパーやセーター、コートをはじめ靴下や肌着などを用意。女性向け衣類のコーナーも設けた。
公園に広げたブルーシートに衣料品などが積み上げられると、大勢の人たちが手を伸ばして品定め。汚れがある衣類は半額になるなど、バザーを通して交流を楽しんでいる様子だった。70代の男性は「冬物の衣類と肌着が足りないのでありがたい」と話していた。
日本キリスト教団神奈川教区寿地区センターが主催して毎月行われている。この日はボランティア約40人が参加し、桜美林大の学生は無料カフェを開設した。
28日午前10時からは、年末年始を路上などで暮らす人たちを支援する寿越冬闘争実行委員会が主催するバザーが同公園で開かれる。